ダイエット中の食事 6つの基礎食品群をバランスよく摂取しよう!

食事管理

「健康的にダイエットするために栄養素をバランスよくとりましょう!」と言われても「栄養素ってなに?」と、ちょっと考えてしまいますよね。

厚生労働省が国民の栄養知識の向上をはかるために、栄養教材に採用したものが「6つの基礎食品群」です。6つの基礎食品群は、普段食べている食事を栄養学的に大きく6つのグループに分けたものです。

今回は栄養のバランスがとれた食事をするのに大切な「6つの基礎食品群」についてご紹介します。

栄養素はバランスよく摂取することが大切!

栄養素ダイエット
栄養素には糖質、脂質、たんぱく質を含む「三大栄養素」、三大栄養素にビタミン、ミネラルを加えた「五大栄養素」があります。

栄養素の働きは

  • エネルギー源
  • 筋肉、血液、骨などをつくる
  • 体の調子を整える

3つの役割があります。それぞれの栄養素が作用しあって役割を果たすので、どの栄養素が欠けてもいけないのです。

以前は「1日30品目」といわれていましたが、30品目をとることを意識しすぎて食べ過ぎてしまうことがありました。現在、厚生労働省が発行している「新しい食生活指針」の中で「食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。」と改訂されています。

日本が誇るユネスコ無形文化遺産にも登録された1汁3菜が基本の「和食」は、栄養バランスが取れた理想の食事だといえます。

6つの基礎食品群

「栄養素をバランスよく!」と言われてもわかりにくいので、栄養素をわかりやすくまとめた「6つの基礎食品群」というものがあります。1回の食事で6つの基礎食品群の中からそれぞれ1品以上食べるようにすると、自然と栄養のバランスがとれるように作られています。

基礎食品群1群 たんぱく質
(魚、肉、卵、大豆)
魚、貝、いか、たこ、かに、かまぼこ、ちくわ、牛肉、豚肉、鳥肉、ハム、ソーセージ、卵、大豆、豆腐、納豆など
基礎食品群2群 カルシウム
(牛乳・乳製品、骨ごと食べられる魚)
牛乳、スキムミルク、チーズ、ヨーグルト、めざし、しらす、煮干し、わかめ、昆布、のり、ひじきなど
基礎食品群3群 カロチン
(緑黄色野菜)
にんじん、ほうれん草、こまつな、かぼちゃ、おくら、パプリカ、ブロッコリー、にら、パセリ、アスパラガスなど
基礎食品群4群 ビタミンC
(淡色野菜、その他の野菜、果物)
だいこん、はくさい、キャベツ、きゅうり、トマト、玉ねぎ、レタス、もやし、みかん、りんご、レモン、なし、ぶどう、いちごなど
基礎食品群5群 エネルギー源
(穀類、いも、砂糖)
米、パン、うどん、もち、そば、スパゲティ、さつまいも、じゃがいも、さといも、ケーキ、菓子、砂糖など
基礎食品群6群 脂肪性エネルギー源
(油脂類脂肪の多い食品)
サラダ油、バター、マーガリン、マヨネーズ、ゴマ油、ドレッシングなど

※厚生労働省の基準に基づき記載しているので、トマトは淡色野菜としています。

ダイエット中の食事コントロール

ダイエット食事
6つの基礎食品群をそれぞれ1つは食事に取り入れ、バランスのよい食事をするのはダイエットの基本です。

脂肪になりやすい栄養素は「糖質→脂質→タンパク質」の順になっています。ダイエット中は脂肪になりやすい糖質(炭水化物)、脂質、の摂取量をコントロールする必要があります。

その代わり、代謝をよくするビタミン・ミネラル、脂肪燃焼を促進し、脂肪の吸収を抑制する働きがあるとされているカルシウムは積極的に摂取するようにしましょう。

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