筋肉をつけるには、タンパク質が有効だというのはよく知られています。では、タンパク質を大量に取れば取るだけ筋肉が増えるということなのでしょうか。
答えば「No」です。
それどころか、タンパク質を大量に取りすぎてしまうと肥満になってしまうこともあるのです。
脂肪になる栄養素と脂肪にならない栄養素
栄養素には脂肪になる栄養素と、脂肪にならない栄養素があります。
五大栄養素のと呼ばれる栄養素に「タンパク質」「糖質」「脂質」「ビタミン」「ミネラル」があります。五大栄養素のうち、ビタミン、ミネラルは過剰に摂取しても脂肪にはなりません。
脂肪になるとされている栄養素は、タンパク質、糖質、脂質です。これらの栄養素は三大栄養素と呼ばれ、私たちのエネルギーとなる重要な栄養素です。
タンパク質、糖質、脂質は、過剰摂取すると中性脂肪になり、体脂肪として脂肪細胞内に蓄えられてしまうのです。
タンパク質が肥満の原因となることは意外と知られていない!?
糖質(ケーキ、お菓子)や、脂質(揚げ物)はダイエットをしている人にとって天敵です。ダイエット中は、甘いものや揚げ物は取らないようにしている人が多いと思います。
ですが、三大栄養素のひとつである「タンパク質」が肥満の原因になるということは、あまり知られていません。「高タンパク質ダイエット」「低タンパク質ダイエット」といわれるものも存在し、ダイエットにはタンパク質をたくさん取るといいと勘違いしている人もいるのです。
タンパク質の1日の摂取上限は、体重1kgあたり約1g程度といわれています。ただ、これは通常のタンパク質摂取上限であり、筋肉を増やすために筋トレをしている人は「体重1kg×1.5g〜2g」がタンパク質の摂取目安とされています。それ以上タンパク質を摂取すると、脂肪になるので肥満になってしまうので注意しましょう。
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